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2023.05.10連載:体験【SENTE】アート作品のような水輪が作れるワークショップ

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光学ガラスを使ったアクセサリーを展開するSETNEでは、根津のアトリエにて水輪を作るワークショップを開催しています。アトリエには数々の作品が展示販売され、光学ガラスの美しい世界を垣間見ることができます。

 

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光学ガラスに閉じ込められたオパールは、発光しているかのように美しく輝きます

 

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リングやネックレス、イヤリングなども3,000円(税込)から販売しています

 

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店内にはガラスと同じシリカでできているという鉱物がたくさん飾られていました

 

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壁際のオブジェからも洗練された世界観が感じられます

 

2年間かけて自らの手で少しずつ作り上げたという内装。ブランドを象徴する神聖な場、感性を育むような空間にしたいという思いもあって、あえてショップのようにはしていないといいます。今もまだ少しずつ手を加えていて、作品と同じでお店を作る過程もそのものを楽しんでいるようです。

 

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ステンレスのピンセットとグラファイト製彫刻刀を使いながらバーナーでガラスを溶かしていきます

 

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すぐ隣で丁寧にレクチャーしてもらえるので初心者でも安心です

 

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ベースとなるガラスの輪を作ります

 

棒状の光学ガラスを2000~2500℃の炎で熱して溶かし、少しずつ彫刻刀で形を整えながら輪っか状にしていくやり方をレクチャー。実際にやってみると、これがなかなか難しい。熱したガラスが驚くほど柔らかくなるので、変形しないように片手でくるくるとガラス棒を回転させながら、熱いうちに右手に持った彫刻刀で形を整えます。

 

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輪の部分ができたら別のガラス棒をくっつけて持ち手を作ります

 

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持ち手の片方は軽く叩くとポキリと付け根からとれます

 

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さらにガラスを熱しつつ形を整えて輪っかが完成!

 

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カラーガラスを熱して溶かします

 

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溶かしたカラーガラスをガラスの輪の周りに少しずつ絡めていきます

 

カラーガラスは中に含まれる物質の影響で、熱すると強烈な光を放ちます。

 

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直に見ると目が痛くなるほどなので、専用のゴーグルをかけて作業します

 

裸眼だと熱したガラス部分全体が光ってしまうのでわかりづらいのですが、ゴーグルを通してみるとカラーガラスの部分だけ強く発光しているのがわかります。

 

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カラーガラスを塗ったらで彫刻刀で整えることをひたすら繰り返します

 

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青、緑、桃の3色のガラスを使ってアレンジしました

 

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小型電気炉で2時間ほど焼成したら完成

 

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光の反射が美しい水輪は箸置きや紐を通してペンダントとしても使えます

 

ガラスでの表現は、感性と技術のバランスがいるといいます。有限的な美しさを表現したいというのが太田さんの思いです。
「中に入った気泡も、その日のその空間の空気が入ると考えたら素敵ではないですか。物を生み出している瞬間を楽しんでもらいたいです」

 

固定概念をなくして、思考よりも感性を大切にするといった価値観が、光学ガラスで水の流れを表現した水輪の作品にも象徴されています。全く同じ物が作れない、儚くて流動的であるからこその美しさ。
作為的に自然を真似て水の輪っかを表現するという感性のワークショップは、ペアでの参加も可能です。正解のない、自分だけの水輪をつくってガラスアートを表現してみませんか。

 

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芸術品のようなジュエリーは一見の価値ありです

 

SENTE TAKAYUKI OTA Gallery & Atelier Tokyo 根津店
住所 東京都文京区根津2-19-8-1階-B
営業時間 11:00~19:00
定休日 月・木
「水輪」ワークショップ 基本1,100円(税込)2回目以降 +2,200円(税込)
※ラボグロウンオパール入り(WhiteまたはMintカラーのみ) +3,300円(税込)
※有色透明ガラス(単色)、カラーは最大5色まで +550円(税込)
※カラフル +1,650円(税込)
https://www.sente-pro.com/(外部サイトへリンクします)

 

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