2022.08.05【GOAT】手元にあるとわくわくするMade in Tokyoの文具

千駄木を歩いていると、住宅地の路地裏で一軒の文具店を発見。GOATは、店主選りすぐりの品が並ぶ文具のセレクトショップです。元々は2012年に東上野でオープンしましたが、ビルの取り壊しが決まり、2018年、現在地に移転。店内には実用的なものや、手元にあるだけで気持ちが上がるデザイン性の高いものがずらりと並んでいます。

goat_01.jpgこぢんまりした店内には「Made in Tokyo」を中心に国内メーカーの文具がずらり

店主はデザイナーとの二足のわらじで、名作ノート「LIFE」の<ノーブルシリーズ>も手掛けています。そのLIFEがこだわる「Made in Tokyo」の精神と、職人と丁寧にものづくりを進めていく姿勢に、店主も心底共感しているとか。店内を見回すと、ラインナップは確かに都内で作られたものが中心。ものづくりの現場や職人のエピソードなど「商品の背後にある物語を伝えたい」と思ったのも、店を始めたきっかけなのだそうです。

goat_02.jpg「LIFE」の<ノーブルシリーズ>は海外でも人気。外国人観光客が日本みやげに買っていくことも

移転後に増えたのは、レターセットやポストカード、マスキングテープなど雑貨に近いジャンルのもの。近所の子どもが友達のバースデープレゼントを探しに来ることも多いようで、喜んで手に取る姿が目に浮かびます。「誕生会に参加した別の子たちが、みんなでお揃いにするために後日同じものを買いに来ることも」と店主。こだわりのある文具のセレクトショップでありながら、街の文具店としても地元に親しまれているのです。

goat_03.jpgkanaexpressによる消しゴムはんこのポストカード。作家自ら一つひとつはんこを押して制作しているので、同じ絵柄でも微妙に表情が変わり味わいがあります。1枚275円(税込)

一方、上野動物園が近いので店内にはパンダグッズも。「TOP TO TAIL」は、動物の姿を頭からしっぽまでリアルに再現できるペーパーモデルキットです。パーツが多いので一日かけて遊べる、言わば大人向け紙のプラモデル。製造元は印刷から加工まで行う立川の福永紙工業で、これもやはり「Made in Tokyo」の一品です。

goat_04.jpg「TOP TO TAIL パンダ」1,760円(税込)。手を上げ下げできたり、体の一部が可動します

友人でイラストレーターのますこえりさんとコラボして作ったGOATオリジナル商品「マスコハンコ」は、オープン当初からの人気商品だそうです。遊び心がありつつ、事務用品としてもしっかり使える実用品。さまざまなバージョンがあり、用途に合わせて選べます。

goat_05.jpgバリエーション豊富な「マスコハンコ」990円~(税込)

戦前・戦後のビンテージ文具を集めたコーナーも見逃せません。これらは、買い逃したら二度と出会えないかもしれないデッドストックや古道具ばかり。
例えば、明治35年(1922)にガラスペンを開発した佐々木ガラスは練馬区にありましたが、現在はもうなくなっています。そんな物語に触れるのも、店を訪れる楽しみの一つです。

goat_06.jpgデザインにこだわりが感じられるビンテージ文具の数々

goat_07.jpg佐々木ガラスの「ガラスペン 極細字」3,960円(税込)。ガラスならではのカリッとした書き心地が癖になります ※古物のため、入荷時期により価格は変動します

所狭しと並べられた品々はどれも店主自ら試し、よかったと思えたもの。わからないことがあれば、気軽に声をかけてください。老若男女が楽しめる文具店、GOAT。「Made in Tokyo」の魅力をぜひじっくりと味わって。

goat_08.jpgデスク周りで役に立つ雑貨も充実。遊び心のあるデザインが目を引きます

GOAT
住所 東京都文京区千駄木2-39-5-102
TEL なし
営業時間 金曜13:00~18:00、土・日曜12:00~18:00
定休日 月~木曜
http://goat-shop.com/(外部サイトへリンクします)
https://twitter.com/stationeryGOAT(外部サイトへリンクします)

※新型コロナウイルス感染状況により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。来店時は事前に店舗にご確認ください。
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