2021.11.1511 月17 日(水)より東京都美術館で「東京都コレクションでたどる〈上野〉の記録と記憶」を開催

人々の憩いの場からさまざまな歴史の舞台まで、時代ごとに象徴的な場ともなった上野。過去から現在まで多種多様な人々が行き交い、ここを題材とする数々の作品や記録が生まれました。
本展では、東京都が所蔵する美術コレクションの中から、近代から現代までの上野に関する約60点の作品や資料が展示されます。

uenonokioku_05.png戊辰戦争が終わり明治時代に入ると著しく町が変化し、寛永寺の敷地は日本初の公園「上野公園」として1876年に開かれました。ここで博覧会が行われ、近代的な最新技術が集積。日本中から人々がつめかけました。

uenonokioku_01.png永島春暁 《上野公園風船之図》1890 年 東京都江戸東京博物館蔵

歴史的な出来事をとらえた浮世絵、織田一磨の石版画、恩地孝四郎、平塚運一、藤森静雄らによる創作版画など、当時のメディアであった版画を通して記録された近代の上野の姿をたどります。

uenonokioku_02.png織田一磨 《東京風景 十四 上野広小路》1916 年 東京都江戸東京博物館蔵

1883年に日本初の私鉄として開業した日本鉄道(現・JR)の上野駅は、ターミナル駅として発展しました。その一方で、荒廃した戦後、上野駅には住む場所もなく駅に身を寄せる人も多くいました。

uenonokioku_03.jpg桑原甲子雄 《下谷区上野駅(台東区)》1936 年 東京都写真美術館蔵

戦前~戦後の上野を写した桑原甲子雄、濱谷浩、木村伊兵衛、林忠彦をはじめ、戦後を描いた佐藤照雄、戦前~戦時下の諜報活動を題材とする米田知子の写真作品などを展示。消えつつある「戦争と上野」を浮き彫りにします。

uenonokioku_04.png米田知子 《東京都美術館(ゾルゲ/宮城)―『パラレル・ライフ:ゾルゲを中心とする国際諜報団密会場所』より》
2008 年 東京都写真美術館蔵Courtesy of ShugoArts

"上野の記憶と記録"をテーマに現在に至るまでの約150年をたどる展覧会。
作品を通して上野の魅力を再発見し、過去の出来事や存在した人々に思いを馳せてみては。

東京都コレクションでたどる〈上野〉の記録と記憶
会期 2021 年 11 月 17 日(水)~2022 年 1 月 6 日(木)
開室時間 9:30~17:30(入室は閉室の 30 分前まで)
会場 東京都美術館 ギャラリーB
休室日 2021 年 12 月 6 日(月)、12 月 20 日(月)~2022 年 1 月 3 日(月)
観覧料 無料
https://www.tobikan.jp/exhibition/2021_collection.html
同時開催 上野アーティストプロジェクト 2021「Everyday Life : わたしは生まれなおしている」
https://www.tobikan.jp/exhibition/2021_uenoartistproject.html

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