2020.12.02【珈琲 王城】45年間変わらない、昭和レトロな純喫茶

oujo_01.jpg上野は昔ながらの純喫茶が多い町です。今回は、約50年の歴史を持つ純喫茶、珈琲 王城をご紹介します。上野駅からわずか2分という便利な場所にある王城は、現在若い方に人気急上昇中だそうです。

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珈琲 王城 外観

丸井の裏にある昔ながらの喫茶店、王城。じつは、王城がいつ創業したのかは記録が残っておらず、正確な時期はわかっていません。三代目オーナーによると、昔から上野で初代や二代目のオーナーがお店を営んではいたそうなのですが、きちんと記録に残っているのは昭和50年に現在の場所に移転して以降のことのみだそう。つまり、最低でも45年は営業されているそうです。
そして、ここに移転してからは、内装については若干の更新はあるものの、基本的に全く変わっていないそう。

oujo_03.jpg落ち着きのある店内。ゆったりしたソファーでくつろげます

三代目オーナーの玉山珉碩(たみひろ)さんによれば、上野には現在よりもたくさんの純喫茶があったそうです。昭和の上野は、京成線、国鉄(現JR)、地下鉄が乗り入れるターミナル駅であったものの、現在よりも電車の接続がよくなく、人々は乗り換えの待ち時間を潰す場所を求めていました。また、携帯電話もない時代、待ち合わせをするときは予め場所と時間を決めておくことが鉄則になっていました。
それゆえに、上野駅周辺には、長い時間を快適に過ごすことができる喫茶店が求められていたそうです。王城もその一つ。そして、多くの人に愛されて現在に至ります。

oujo_04.jpg豪華な折り上げ天井と照明のクラシカルな空間

そんな王城は、今年に入って若いお客様が増えてきているそう。全国的に、純喫茶ブームでもあるからなのですが、玉山さんが、ある日お店のtwitterでパフェの写真を投稿したところ、そのビジュアルに評心を打たれた人が続出、突然行列ができるお店に大変身してしまったのだそう。現在は、その熱狂はだいぶ落ち着いてきましたが、それでも週末は遠方からも多くの人がお店にお越しになるそうです。

oujo_01.jpg大人気の「チョコレートパフェ」950円(税込)

パフェは、たっぷりの生クリームとアイスクリーム、缶詰のみかんにチョコレートソースがかかった、昔ながらのシンプルな形。だからこそ一気にぺろりと食べられてしまいます。以前は1日に10個注文があればよかったほうだそうですが、この頃の週末は50個以上の注文が入ることも。
また、昔ながらのフードメニューも人気です。創業から味を変えていないナポリタンは、一度茹でたあと冷蔵庫で冷やすことで、モチモチとした食感を楽しむことができます。ケチャップとたまねぎ、ウインナーなどおなじみの具材もたっぷり。

oujo_05.jpg自家製ソースのナポリタン900円(税込)。11:00~19:00の間は、コーヒーなどの飲み物と一緒のセットメニュー1,000円(税込)も注文可能です

ちなみに、三代続く喫茶店を営むオーナーの玉山さんですが、同じく三代続く漢方診療所の先生でもあります。そのため、「薬膳キーマカレー」や、「なつめミルク」「黒糖しょうがミルク」など、おいしくて体も喜ぶメニューも充実しています。

玉山さんは「自分は子どものころからこのお店に通っていて、一番のファンのつもりです。王城ファンの人に喜んでいただけるよう、これからも王城を続けていきたいですね」とのこと。
上野散策で一息つきたいときは、ぜひ王城で一服してみませんか?

珈琲 王城
■開館時間 8:00~19:00
■休館日 無休
■公式twitter  https://twitter.com/coffeeoujyou(外部サイトにリンクします)

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