
知る
2022.06.15
2月から先着順での公開になっているシンシンとシャンシャン。フィーバーはとどまるところを知らず、3月は春の陽気に誘われて、お客さんはぐんぐん増すばかりです。桜も開花しはじめ、上野の街はいまパンダとともにとっても華やかです。
そろそろ窮屈
基本は眠り姫
シャンシャンといえば定番のポーズと言われるほど、お気に入りの木の上で眠っていることが多いです。赤ちゃんは寝るのが仕事と言われますが、すやすや気持ちよさそうな顔をして寝ている姿を見ると本当に癒やされます。起きているシーンを見かったお客さんも、こんな平和な寝姿を見たらたちまち気持ちが穏やかになります。シャンシャン公開からいままで変わらず同じ木の上で過ごしているので、定点観測をしやすく、12月の公開時にくらべ、いくらか木からお尻がはみ出しているように見えます。そろそろこの木の上も窮屈かもしれませんので、次のお気に入りスポットはどこになるでしょうか。これからの寝相にも注目です。
また、熟睡しているようでも、よく見たら薄目を開けていたり、急に起き上がってあくびをしたりと、木の上だからといっても必ず寝ているわけではありません。お休みの時間は10時間以上あり、一日の多くを木の上で過ごす日もあれば、多くの時間お外で遊んでいる日もあります。
なんでも登りたい
お外ではお転婆娘
それでも起きているシーンだって一度は見たいもの。毎日観覧していても、起きているシーンに巡り会えるのは3日に1日くらい。わずか30秒の観覧時間に起きているか寝ているかは本当に運です。お父さんのリーリーやお母さんのシンシンは朝夕の餌の時間はだいたい決まって起きているのですが、シャンシャンにはその法則は当てはまりません。活発なはずの朝一は寝ていることが多く、同じく活発なはずの夕方も寝ていたり、逆におねむなイメージのお昼に起きていることも。かといってある日は朝一からお外で活動していることもあるので、シャンシャンがいつ起きているかは予想できません。この時間に行けば遊んでいると断定できることはできないため、起きている時間を狙って行くというよりは、起きていたらラッキーというくらいの気持ちで行けばお外で遊ぶシャンシャンに出会えるかも。お外では最近のお気に入りは木の上にぶら下がったり、お水に入って水遊びをしたり。気温が上がってきて、より活動的になってきた印象です。
20キロ超え!
すくすく成長中
シャンシャンは3月で9ヶ月。体重は20キロを超え、飼育員さんが持って運ぶのもなんとかぎりぎりというサイズになりました。親子で並べばまだ小ささが際立ちますが、単体でみるとけっこう大きく見えるかもしれません。飼育員さんに運ばれていく姿を見ると、その大きさがとても良くわかります。生まれたときにはまだ数100グラムだったのが、すっかり大きく成長しました。病気などもなく、この調子ですくすく健康に育ってほしいものです。
貴重な親子シーン
親離れは1歳くらい?
まだシャンシャンは1日3?4回程度の授乳のみで育っています。授乳シーンはめったに見られないので、観覧時に見られたらとってもラッキー。お母さんの真似をして竹やお団子をかんだりする仕草が見られますが、まだ遊んでいるだけで実際に食べているわけではないようです。よく見るとまだ歯が生え揃っていないので、自分の力で餌を食べることはできないようです。一般的にパンダの赤ちゃんが親離れをするのは1歳前後と言われているようですが、シャンシャンがお母さんにべったりなところを見ると、まだまだ親離れは先になるかもしれませんね。
毎日パンダさんの記事は、https://mainichi-panda.jp/