2016.09.16

岩倉高校放送部-下町のたい焼き-

こんにちは。岩倉高校放送部の寺内です。あんずの入ったオリジナリティのあるたい焼き屋さんが根岸にあるのをご存知ですか?地域に密着したたい焼き屋さん「あんず」(場所:東京都台東区根岸3丁目11番地6号)をレポートします。

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【写真 たい焼きあんずの外観】

<質問・寺内>
たい焼き屋「あんず」をオープンしたきっかけを教えてください。

<渡辺さん>
以前、百貨店に勤めていましたが、たい焼きが好きだったので、定年後は自分のお店を持ちたいと思っていました。
知り合いが東日暮里でたい焼き屋さんを経営していたので、そこで焼き方などを教えてもらいオープンに至りました。

<質問・瀧本>
開店されてからどのくらい経ちましたか。

<渡辺さん>
去年の3月27日に開店しましたので、1年半くらいになります。

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【写真 今回取材させていただいた渡辺さん】

<質問・石山>
一番人気のたい焼きを教えてください。

<渡辺さん>
お店の名前と同じ「あんずたい焼き」が一番人気です。中に、つぶあんと杏が入っています。

<質問・岡田>
なぜ中に杏を入れたのですか?

<渡辺さん>
私の姉が月島でもんじゃ焼き屋をやっています。そこの店のデザートに杏巻きというメニューがありまして、そこの杏ならばつぶあんと合うのではないかなと思って、あわせてみました。

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【写真 お店にならぶおいしそうなたい焼き】

<質問・寺内>
お客様はどのような方が多いですか?

<渡辺さん>
若い女性から、年配の方まで幅広くお越しいただいています。8割くらいはご近所の奥様方ではないでしょうか。

<質問・瀧本>
リピーターさんは多いですか?

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【写真 今回取材を担当した放送部メンバー】

<渡辺さん>
ほとんどの方がリピーターさんです。近所の皆さんにたくさんお越しいただいています。

<質問・石山>
このエリアに出店する魅力はありますか?

<渡辺さん>
私は、ここで生まれてここで育ちました。家を建て直すときにちょうど定年を迎えたので、家の一部をたい焼き屋にしました。ずっとこの場所で暮らしていますから、知り合いの方も多く、路地裏のお店でもみなさんに来ていただけます。

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【写真 たい焼きあんずのたい焼き】

<質問・寺内>
今後のどのようなお店にしたいとお考えですか。

<渡辺さん>
路地裏で一般の方にはなかなかわからない場所なので、近所の皆さんに来ていただきたいです。小学校が近いので、小学生のお母さん方に来ていただきたいですね。

<質問・瀧本>
夏にたい焼きを焼くのは大変ではないですか?

<渡辺さん>
7月~9月くらいまでの暑い時期は、焼くことの大変さは大したことはなくて、なかなか買う方が少ないということの方が大変です。
夏の時期はちょっと商売が厳しいですけれど、たい焼きが好きな方はちゃんと買いに来ていただけるので、ファンの方のためにも、お店はしっかり開けてお待ちしております。

<質問・石山>
他のたい焼き屋さんは意識されますか。

<渡辺さん>
都内にはおいしいたい焼き屋さんはたくさんあります。
四谷や人形町の老舗のたい焼き屋さんは1匹ずつ焼いています。1匹ずつ焼くのはすごく難しいです。
うちは、ガスで一度に6匹焼いています。業界用語だと「養殖」、一方で1匹ずつ焼くのは「天然」と呼ぶそうです。

<質問・寺内>
ショーケースの下の段はなんですか?

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【写真 ショーケースの下にはたくさんのウィスキーのミニチュア】

<渡辺さん>
集めたウィスキーのミニチュアです。全部で400本くらいあります。スコットランドのスコッチウィスキーとフランスのコニャックブランデーの2種類があります。趣味で集めているうちに並べるところがなくなってしまい、ここに置いています。もったいないから飲まないで飾っています(笑)。当然、売り物ではありません。

《まとめ・感想》

今回は、地域に密着した可愛らしいたい焼き屋さん「あんず」にお邪魔しました。
たい焼きに魅せられて、とうとうお店を出してしまったというご主人のお話はとても個性的でした。私たち高校生世代は、とかくファストフード店で甘いものというスタイルが主流ですが、このような個性的な和甘味にも関心を持つべきなのかなと思いました。
とにかく近隣の皆さんにとって大切なお店になりたいというご主人の考えは、地に足がついています。まだまだ上野やその周辺には、たくさんの魅力的なお店がありそうです。

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【写真 たい焼きあんずの渡辺さんと取材陣で記念撮影】

寺内
今回の取材にお邪魔する前から、何度か「あんず」さんのたい焼きを購入して食べていました。とても良いお店とは思っていましたが、あらためてその歴史や、ご主人のたい焼きに対する想いを聞くことができて良かったです。近隣の皆さんに愛されているたい焼きは、杏の甘酸っぱさと程よい甘さのあんこが絶妙にマッチしていて、独自の世界を見せてくれます。

瀧本
定年後に自分の好きなことを極めてみようと決めたご主人の決断力には、とても大きな情熱を感じます。好きな事を仕事にすると、苦労することも時にはとても楽しく感じるものなのかと思いました。たい焼きは、あんことクリームの味が合わさって、とてもおいしかったです。

石山
近隣の方々から愛されている「あんず」さんは、新しいお店なのに、どこか懐かしく落ち着くお店です。たい焼きは、皮がもちもちしていてとてもおいしいです。優しいご主人おかけで、楽しい充実した取材をさせていただきました。

岡田
カメラ撮影を担当しましたが、とても個性的なお店の風景と、ご主人の人柄があふれる雰囲気が印象的でした。ぜひ多くの方に訪れてもらいたい魅力的なたい焼き屋さんです。