2017.03.08

同居作戦2017 後編

ジャイアントパンダの繁殖シーズンが終了しました。今期はなんと3回も自然交配を実現!4年ぶりの交配とあって、早ければこの夏、赤ちゃんパンダ誕生の期待が高まります。

公開をお休みしています公開をお休みしています

2月22日に非公開
12月から徐々に発情の兆候を見せてきたリーリーとシンシン。同居〜交配に至るにはメスのシンシンが強い発情を見せることが大切なのですが、今年は2月後半にシンシンが発情の兆候が強まり、22日に非公開となりました。今年は早めの対応で非公開にしたようで、非公開直前では外見上はまださほど強い発情は観察できませんでした。例年発情があまり強くない傾向にあるので、今年もこのまま収束するのではないかという不安がよぎります。

健在をアピール健在をアピール

ピークはいつ?
ジャイアントパンダの繁殖期は1年のうち、2月〜5月の間、しかも交配(交尾)ができるのはわずか数日のみ。発情のピークがいつになるのか、その見極めは非常に重要です。ピークに達した時、二頭を同じ放飼場に入れ、同居をさせます。ピークに至らなければ同居はできず、人工授精が視野に入れられます。今年は同居のタイミングはあるのか、あるとしたらいつになるのか、同居をしても無事に交尾をしてくれるのか、、この時期は期待と不安が交錯します。
同居のタイミングをうかがうために、1日に数度、2頭を柵越しにお見合いをさせるのですが、リーリーの恋鳴きははっきり確認できるものの、シンシンは反応してくれるのかが気になるところです。
そんな中、リーリーは白い壁を超えて、元気な木登り姿を見せてくれる一幕もありました。大変ホッとしたものでした。

二人だけの空間二人だけの空間

3回の同居、3回の自然交配
動物園の発表によると、2月27日の午前8時ごろ、午後2時30分ごろ、午後5時30分の3回同居を行い、1回目に1度、2回目に2度の合計3回自然交配が確認できたということです。これは実に4年ぶりの快挙です!
翌日以降は発情が収束に向かい、3月2日に再公開となりました。約1週間ぶりの久しぶりのリーリーとシンシン。リーリーはいまだシンシンへの興味がありそうですが、シンシンは通常モードに戻っている様子でした。

プレッシャーを与えずに…プレッシャーを与えずに…

今年こその思い
2012年に自然交配→出産、2013年に自然交配→偽妊娠、以降は強い発情は見られず同居は行われてきませんでした。そして今回、4年ぶりの自然交配ということで、今年は赤ちゃんパンダ出産への期待が高まります。
年々シンシンの発情が弱くなってきていないか、相性が以前ほどではなくなってしまったのではないか、そんな不安の声が聞かれるなかで、二人の恋は健在というアピールでした!パンダファンのみならず、多くの来園者に安堵と期待に湧いています。自然交配できるパンダ自体が非常に少ないことを考えると、間違いなく相性の良さは抜群です。それが証明されたことで、もし今年偽妊娠等で誕生がなかったとしても、来年、再来年と未来への希望が繋がったことはとても喜ばしいことです!

次回は「うまい!」がキュートなお食事コレクションです。

毎日パンダさんの記事は、http://mainichi-panda.jp/